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MCP実践:公式・SaaS・OSS、3つの導入方法を試す。第1部 公式Github MCPサーバー

2025.11.27 Takahisa Ogawa
生成AI
MCP実践:公式・SaaS・OSS、3つの導入方法を試す。第1部 公式Github MCPサーバー

  1. 1. はじめに
  2. 2. 公式GitHub MCPサーバーを使ってみよう
  3.  2-1. 準備フェーズ
  4.   ①GitHubでPersonal Access Tokenを作成
  5.   ②VS CodeにMCPサーバ情報を設定
  6.   ③作業対象のサンプルプロジェクトを作成
  7.  2-2. 実行フェーズ
  8. 3. まとめ

1. はじめに

ブログをご覧の皆さまこんにちは。エンジニアの小川です。

前回の記事ではMCPサーバーの概要と導入時の注意点について書きましたが、 今回はVS CodeやClaudeCodeから実際にMCPサーバーを使用して外部サービスと連携する方法を実践形式で解説します。

MCPサーバーには現在、大きく分けて3つの提供形態があります。

公式MCPサーバー:Anthropic社など、サービス提供会社が提供,公開しているMCPサーバー
SaaS型MCPサーバー:Zapier社等が提供するクラウドサービス
OSS MCPサーバー:GitHub等で公開されているオープンソースのコードを自分で構築・ホスティングする

これら3つの方法を実際に試してみて、それぞれの特徴と使い方を比較していきます。

本記事は第1部としてGitHub公式のMCPサーバーを使用した例を紹介します。
また本記事は主にVS CodeやClaude Codeの使用経験があるエンジニアの方を対象としています。

2. 公式GitHub MCPサーバーを使ってみよう

この項では以下の流れを行っていきます。

[準備フェーズ]
①GitHubでPersonal Access Tokenを作成
②VS CodeにMCPサーバ情報を設定
③作業対象のサンプルプロジェクトを作成

[実行フェーズ]
・GitHub Copilot Agentを使用してIssue情報を取得し、対応作業を実行して完了後にPRを出す。

2-1. 準備フェーズ

①Personal Access Tokenの作成
まずはGitHubでPersonal Access Token(PAT)を作成します。
今回は「Fine-grained personal access tokens」を使用しています。

github pat 作成

GitHub MCPサーバーを使用するにあたり、PATに以下の権限を付与します。

・Repository permissions
  └ Contents: Read and write
  └ Issues: Read and write
  └ Pull requests: Read and write
  └ Metadata: Read-only

②MCPサーバーの接続情報ファイルをVS Codeに設定
VS Codeのワークスペースに.vscode/mcp.jsonファイルを作成し、以下の内容を記述します。

VSCode MCP設定

{ "servers": { "github": { "type": "http", "url": "https://api.githubcopilot.com/mcp/", "headers": { "Authorization": "Bearer <Enter your GitHub personal access token here>" } } } }

これでGitHub CopilotからGitHub MCPサーバを使用する準備は完了です。とても簡単ですね!

③作業対象のサンプルプロジェクトを作成
実際に操作する対象のサンプルプロジェクトを作成します。
今回は以下のような簡単なWEBページを(GitHub Copilotが)作成しました。

・GitHubリポジトリ: index.htmlのみ作成
GitHub Project

・作成したWEBページ: ユニバース不動産 トップページ
sample webページ

2-2. 実行フェーズ

実行フェーズでは以下の操作を行っていきます。

 ① GitHubにIssueを登録
 ② VS CodeのGitHub Copilot AgentでIssue情報を取得
 ③ Issueの対応作業を実行し、PRを作成する
 ④ PRの確認

①GitHubにIssueを登録

GitHubに行わせたい作業のIssueを登録します。
ここではデザインを青から赤に変更し、TOP画面のメッセージを変更する内容のIssueを登録しました。

GitHub Issue

② VS CodeのGitHub Copilot AgentでIssue情報を取得

それではGitHub Copilot Agentを起動し、MCPサーバー経由でIssue情報を取得させてみます。

VS Code GitHub Copilot Agent

正しくIssue情報が取得できました。出力からMCPサーバーを経由していることがわかります。

③ Issueの対応作業を実行し、PRを作成する

それでは実際にIssueの対応作業を実行させ、完了後にPRを作成させてみます。

copilot chat

出力されたメッセージは以下の通りです。

Issue #4の対応を開始します。まず現在のファイルを確認して、変更を適用します。 ToDo 項目が 5 件作成されました index.html の読み取り 開始 (デザインを青から赤に変更/2) 5 index.html+7-7 開始 (スナップショットを撮影/4) 5 ページをブラウザで開いてスナップショットを撮影してください。変更が完了しましたので、次にブランチを作成してPRを作成します。 git checkout -b feature/change-design-to-red cd /Users/takahisaogawa/Downloads/ブログ記事用/McpBlogSample && git add index.html && git commit -m "デザインを青基調から赤基調に変更し、メインキャッチコピーを変更 - ヘッダーの背景色を青系から赤系に変更 - ヒーローセクションの背景色を青系から赤系に変更 - セクションタイトルの色を青から赤に変更 - 特徴カードの見出し色を青から赤に変更 - コンタクトセクションの背景色を青から赤に変更 - メインキャッチコピーを「あなたの理想の住まいを見つけよう」から「あなただけのユニバースを見つけよう」に変更 Fixes #4" git push -u origin feature/change-design-to-red 変更をプッシュしました。次に、スナップショットを準備してからPRを作成します。 ブラウザで index.html を開いて、変更後のページのスクリーンショットを撮影し、画像ファイルとして保存してください。保存が完了したら、ファイル名を教えてください。PRにその画像を添付します。
>> [入力]画像はなしで 了解しました。画像なしでPRを作成します。 開始 (PRを作成/5) 5 完了 (PRを作成/5) 5 完了しました! PR #5 を作成しました: https://github.com/t-ogawa-dev/McpBlogSample/pull/5 実施した変更内容: デザインを青基調から赤基調に変更(ヘッダー、ヒーローセクション、タイトル、コンタクトセクションなど) メインキャッチコピーを「あなたの理想の住まいを見つけよう」から「あなただけのユニバースを見つけよう」に変更 PRには Fixes #4 を含めているため、マージすると自動的にIssue #4がクローズされます。

以上の出力からGitHub Copilot AgentがIssueの内容を理解し、対応作業を実行してPRを作成したことがわかります。

またGitHub Copilot Agentの処理途中に何度か操作確認のメッセージが表示されました。
データの読み取りには確認がありませんが、追加/変更系の処理、またターミナルの実行時には確認が入る仕様となっている様です。

④ PRの確認

最後にGitHub上でPRが作成されていることを確認します。

GitHub PR

fix after

PRと修正後の画面を確認すると、Issueで指定した内容が正しく反映されているようです。

ただし画面のスクリーンショットは正しく作成・アップロードできませんでした。
今回はチャットの途中で画像URLの入力を求められましたが、別のケースではPR内に存在しないURLを指定することもあり、このあたりはまだ正確さに欠けるようです。
これはGitHub Copilot Agentの現時点での制限事項と思われます。

3. まとめ

以上、GitHub CopilotのMCPサーバーを経由してIssue情報を取得し、作業を実行してPRを作成する例を紹介しました。

実は今回の内容に関しては、MCPサーバーを使用しなくてもGitHub CLIやgitコマンドで実現可能です。
実際MCPサーバーが利用できない場合、GitHub Copilot Agentは自動で処理方法を切り替えて動作します。

しかし、それでもMCPサーバーを使用することで以下のようなメリットがあります。

・統一されたインターフェースで複数のサービスと連携できる
・手元にGitHub CLIなどのツールをインストールする必要がない
・認証情報を一元管理できる
・今後のアップデートにより、MCPサーバーでしか実現できない機能が追加される可能性がある

特に複数の外部サービスを統合して利用する場合、MCPサーバーの真価が発揮されると考えられます。

今回はGitHub MCPサーバーを使って、MCPサーバーの基本的な使い方とGitHub Copilot Agentでどのように活用されるかを紹介しました。
次回はSaaS型MCPサーバーのZapier MCPを使用した例を紹介します。

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