DEVELOPER’s BLOG
技術ブログ
Salesforce を活用したビジネス文書の作成(運用編)
2018.02.28
Salesforce
みなさん、こんにちは。
前回の「Salesforce を活用したビジネス文書の作成」(検討編・設定編)に続きまして、続編となる(運用編)をお伝え致します。
また、(設定編)では基本的な設定方法をお伝え致しましたが、今回はより実践的な見積書の作成方法をお伝え致します。
(前回)
https://www.acceluniverse.com/blog/developers/2017/09/salesforce.html
https://www.acceluniverse.com/blog/developers/2017/09/salesforce-1.html
見積書の作成方法
まずは、前回で設定した、帳票クラウド「OPROARTS」の帳票設計・データマッピングを活用する為に、以下の手順により作業を進めさせていただきます。
なお、帳票クラウド「OPROARTS」の設定手順に関しましては、前回のブログをご参照願います。
1. 「商談」見積情報の登録 : Salesforce
- ・見積番号 : 自動付番として設定される。(AUC+西暦年月+枝番4桁)
- ・取引先名 : 「商談」取引先名に入力する。
- ・取引先ご担当者 : 「商談」カスタム項目として入力する。「商談」取引責任者は複数設定可能な為、あえて入力する。
- ・品名 : 「商談」商談名に入力する。
- ・納入場所 : 「商談」カスタム項目として入力する。
- ・支払条件 : 「商談」カスタム項目として入力する。
- ・有効期限 : 「商談」カスタム項目として入力する。
- ・納期 : 「商談」カスタム項目として入力する。
- ・備考 : 「商談」カスタム項目として入力する。
- ・担当者 : 「ユーザ」ログインユーザ名が設定される。
2. 「商品」見積明細情報の登録 : Salesforce
- ・内容 : 「商品」商品名を入力する。
- ・単価 : 「商品」販売価格を入力する。
- ・数量 : 「商品」数量を入力する。
- ・単位 : 「商品」単位を入力する。
- ・金額 : 「商品」リスト価格が設定される。
- ・合計 : 「商品」リスト価格の合計が設定される。
- ・消費税 : 「商品」リスト価格合計の8%が設定される。
- ・総合計 : 「商品」リスト価格合計+消費税が設定される。
3. 帳票出力 : Salesforce
- ・「商談」に登録された情報を基に、「見積書作成」カスタムボタンから起動する。
- ・「商談」における見積書のPDFイメージが表示される。
- ・PDFイメージからダウンロードして、お客様に御見積書を送付する。
おわりに
本件の運用を開始して以降も、いくつかの改修を経ながら帳票設計の見直しを図っていますが、細かな要求にも対応できており、試行錯誤が可能な点が利点かと思っています。
せっかく導入した Salesforce の社内活用が進まないという方、Excel・Word の文化から逸脱できないという方、ぜひご検討して頂きたいです。
みなさんもお試しになってみては、いかがでしょうか?