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あおもり桜マラソン2025体験記|観光×グルメも楽しめる旅ラン

2025.04.28 深川 愛子 スタッフブログ

なぜ参加したのか?

今回の参加には、2つの大きな理由がありました。

1つ目は、「2024年はフルマラソンを1本走りたい」という目標を立てていたものの、なかなか大会の申込みができないまま、時間が過ぎてしまっていました。エントリーが間に合う大会を探していたところ、「あおもり桜マラソン」を見つけました。

2つ目は、47都道府県をすべて訪れるという個人的な目標があり、青森県だけがまだ行けていなかったことです。

「このタイミングで青森に行けるのはきっとご縁だ」と思い、マラソン参加を通じて青森の空気を全身で感じる旅をすることに決めました。

つまり1年に1回"フルマラソン完走"というチャレンジと、"47都道府県制覇"という旅の集大成。
そんな節目のような意味を持つ大会として、今回の青森行きを決断しました。


あおもり桜マラソン当日の様子

当日の朝は生憎の雨、、、

大会当日の朝、聞こえてきたのは雨音。予報どおりとはいえ、気温は思っていたよりも低く9℃。春の訪れは感じられない寒い朝でした。

天気予報では、スタート後の時間帯も雨予報のまま。それでも、心のどこかで「晴れてくれるはず」と信じて出発。

青森駅からスタート地点の野木和公園までは、シャトルバスが出ており、長蛇の列ができていました。傘をさしていても、参加者たちは雨に濡れ、みんな寒そうに肩をすくめて並んでいました。

けれど、スタート地点に立つ頃には、空の一部がぱっと明るくなり、青空がのぞきました。
きっと「行ってらっしゃい」と背中を押してくれている──そんなふうに感じるスタートでした。



IMG_1467.jpg スタート地点の様子


雨、風、そして青空とともに

前半は、小雨まじりの冷たい風に体を濡らしながらの走行となりました。

田んぼの中を抜けるコースはどこまでも広く、穏やかでした。しかし、ときに大きなかかしが現れました。大会のゲストランナーである福士加代子さんの大きなかかし。写真をとっている方を横目に、私は記憶に焼き付け走り続けました。

あおもりベイブリッジが見えてきた頃、空はすっかり晴れ、海と空の青さが鮮やかに広がっていました。宿泊したゲストハウスの方が教えてくれた、大きなクルーズ船が確かに停まっていてテンションが上りました。が、そんな気持ちも束の間。 基本的に平坦なコースで走りやすいのですが、ここがコースの中でもっとも高低差のある場所。強風が吹きつけ、心が折れそうになる瞬間が多々ありました。

そして、ここから残り10kmちょっとが一番辛い自分との戦い。「5km先がゴール」という思いこみで、走ったり歩いたりを繰り返して、なんとか完走できました。(4時間42分でした!)この頃、社内メンバーには富士五湖の100kmマラソンに出場している方もいて、「この2倍以上って...」と、そのすごさに、ただ感服するばかりでした。

後半のコースの見どころの一つは合浦(がっぽ)公園。春まつりの屋台の間を走るコースでした。最後のエイドでは、りんごのドライフルーツが振る舞われ、疲れた体にやさしい甘さがしみわたり、最後の力を振り絞ることができました。



IMG_1467.jpg 青森ベイブリッジから見える大型客船がわかるでしょうか?

IMG_20250131_125126.jpg 合浦公園の春まつり

IMG_20250131_120351.jpg 完走賞のタオル


声援、そしてゴールのごほうび

前半の田園風景に対して、中盤以降は市街地の中を走るルートになり、ところどころ桜が咲いていました。

振り返ってみて思い出すのは沿道スタッフの方からの

  • 「笑顔で走って〜!」
  • 「頑張ってるよー、えらいよー」
  • 「あとちょっとだよー」

という声援です。どんな栄養ドリンクよりも効くような、心に残る応援でした。応援してもらえると少しペースを上げられるタイプの私には本当に有り難いです。

ゴールは、再びあおもりベイブリッジのそばの青い海公園。

この大会では、中盤でホタテの炊き込みごはんのおにぎりと、ゴール時にすじこのおにぎりがもらえました!こんなにおにぎりをもえらるマラソンは初でした(笑)

そして、走り終えた後は、足を痛めながらも達成感とともに生シードルで乾杯。そば粉のガレットと一緒に、青森の味を噛みしめました。

今回は大会史上最多の参加人数だったそうで、47都道府県すべてからランナーが集まり、海外22カ国からの参加者も含めて、総勢5,000人以上が出場したそうです。



IMG_1467.jpg 青森ウォーターフロント

IMG_1467.jpg そば粉のガレット


前日のお楽しみ:弘前城の桜とそばと海鮮

前日に青森入りして、弘前城の桜を見に行きました。

とはいえ、桜を見る前に腹ごしらえ。青森在住の方から教えていただいた人気のお蕎麦屋さんで食べた更科そばは雑味がなく、するするとお腹に入っていきました。「花まき」というメニューを今回初めて知りました。海苔、たっぷりのカツオ節と大根おろしが添えられていました。

さて、いよいよ弘前城へ。ちょうど満開!!とはいかず、まだ咲き始めでした。

それでも、さすが「日本一の桜」と称されるだけあって、桜のボリューム感と風情ある景観で、その空気に自然と心が引き込まれていくような、不思議な感覚がありました。

桜まつりの屋台や出店もたくさん出ていて、花より団子...ということでいただいた、くるみ大福がとても美味しかったです。(笑)

夜は青森駅前のお寿司屋さんへ。
(※本来マラソン前日に生ものやお酒は体に負担がかかるため控えるのが一般的ですが、今回は旅の楽しみを優先しました)

ホタテの貝味噌焼き、蝦蛄の塩ゆで、アベック丼(うに&いくら)などを地酒と一緒に美味しくいただき、幸せな時間でした!



IMG_1467.jpg 弘前城と桜

IMG_20250131_125126.jpg 高砂というお店のざるそば

IMG_20250131_120351.jpg 蝦蛄の塩ゆで

IMG_20250131_120351.jpg アベック丼(うにといくら)

IMG_20250131_120351.jpg じょっぱり(日本酒)


旅RUN Tips

「あおもり桜マラソン」は、まだ今回4回目の開催ということで知名度がそこまで高くないですが、旅ラン派にぴったりの大会でした。

おすすめポイント

  • 参加費用が安い
  • 青森の皆さんの温かい雰囲気
  • 桜と観光を一緒に楽しめる


要注意

  • 新幹線・ホテル予約は早めに!  行きの新幹線は1ヶ月前に、帰りの新幹線は当日に様子をみて予約しました。  困ったというほどではないのですが、15:30〜18:30頃は満席だったので、帰りもなるべく早く予約したほうが、自分の都合の良い時間に帰りやすいと思います。 ホテルは普通のビジネスホテルでも30,000〜60,000円になっていました。今回は運良く6,000円のゲストハウスを予約できました!

  • 柔軟に対応できるご準備を! 例年雨の日が多いようです。
    カッパや濡れたものを入れる袋、気温差に対応できる服装は必須です。

47都道府県最後の地として青森県を訪れ、大好きな海鮮に日本酒やシードルをいただき、マラソン大会にも出場することができて、大満足でした。

大会選びに迷っている方や、観光とセットで楽しみたい方にはおすすめです!

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