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南国リモートワークの旅⑩日本, 沖縄
ブログをご覧の皆様こんにちは。(元)南国リモートワーカーの小川です。
トップの写真は我が家近くの猫
半年間の海外リモートワーク旅を終え、日本に帰国してはや2ヶ月が経ちました。海外での不安と緊張が連続する日々から、今は安心と落ち着きの日々を過ごしています。
日本の空港に到着した時、街にあふれる日本語を見て、あぁ帰ってきたんだなぁというこの何とも言えない感覚が結構好きです。帰りのバスから眺める見慣れた街の風景。久しぶりの自分の部屋。何もかも懐かしい。
そうして戻ってきた家に重い荷物を背中から下ろしたものの、しかし帰ってきたばかりなので当然家に食べる物は何もなく。かといってこれから外に行くのも面倒なので、宅配でも頼もうかな、と日本のUber Eatsを半年ぶりに起動した所
たっか
値段を見て思わず硬直。アレ、こんな高かったっけ? ニュースでは聞いていたものの、旅行前から物価がそんなに上がったの?
そうして過去の注文履歴を見てみた所、旅前より数百円上がってはいたものの元々結構高かったですね。
となるとやはり自分の金額観が東南アジア価格で完全に染まってしまったみたいですね。grabとか500円もあれば1食、1,000円も出せば腹一杯に食べられたのに、日本じゃ1食諸々で2,000円ぐらい。思わず注文ボタンを押す指に心がブレーキをかける。それから30分ほど悩んだ末、思い切ってポチッと押しました。そして本当に良かったのかと少し後悔。
時差ボケならぬ物価ボケに、まだしばらくは怯える日々を過ごすことになりそうです。
移動記録: 台湾桃園国際空港 → 那覇国際空港
帰国日は朝から桃園国際空港へ。この旅でもう何度目にもなるチェックインは慣れたもの。いつも通りトランクケースを航空会社カウンターで預け、いよいよ帰国だ!と出国ゲートへ向かい、チケットを警備員に見せて通ろうとすると
警備員「今すぐカウンターに戻ってください」
驚き急いでカウンターに戻るボク。カウンターに着くと、台の上に置かれたボクのトランクケース。職員がトランクを開けろと言う。一体何が。もしやトランクに何かヤバいブツが...? ああボクも台湾で遂に年貢の納め時か。
険しい顔でトランク内の袋の中身を全部取り出していく職員
緊張した顔で立ちすくむボク
そんなボクの周囲にボクをジロジロと眺めている10人ほどの野次馬
そうして少しすると、職員が取り出した袋から充電式のヒゲ剃りと小型のサーマルプリンタがころり。職員が「コレだ」と告げる。
どうもヒゲ剃りもサーマルプリンタにもどちらも小型のリチウムイオン電池が使われている為、それを検査機が検知したみたい。
ただヒゲ剃りは別にトランク内のままで良いらしく、プリンタだけ駄目でした。どうもプリンタの四角い形状からモバイルバッテリーと勘違いされたみたい。職員さんもが持ち上げた際、その本体のスカスカの軽さから、恐らくこれがモバイルバッテリーとは違うことは認識していたでしょうけども、手荷物に入れとけって言われたので抗弁せず大人しく入れました。
そうしてさっさと解放されたので再度出国ゲートへ。どうやらボクはまだ生きて良い様です。しかし今までの空港では同様にしていても全く止められたことが無かった為、台湾が厳しいのか他の国が緩いのか。X線検査ってトランク内の小さなリチウムイオン電池をしっかりと検知できるんですね。
また帰国手続きも以前と比べ、Visit Japan等によりかなり楽チンになってました。うーん素敵。
東南アジア リモートワーク旅@まとめ - 個人的ランキング
今回の旅を経て感じた各地域のボクの中のランキングです。
◯ リゾートを満喫できる第1位 ・・・ ベトナム ダナン : 人も食事も景色もただ楽しい。思い出に楽しい以外が無い。
◯ 文化や異国情緒を楽しめる第1位 ・・・ マレーシア : イスラム/ヒンズーの宗教や多文化を気軽に楽しめました
◯ 昔ながらの東南アジアを楽しめる第1位 ・・・ カンボジア カンポット : トゥクトゥク等、昔ながらの東南アジア像が色濃く残っています。特にトゥクトゥクはカンボジア以外はもう走ってないんですよね。アレ好きなんだけどな。
◯ 自然を楽しめる第1位 ・・・ 台湾 花蓮市 : タロコ国立公園のあの雄大さは息を呑むレベル。中国の映画やドラマぐらいでしか見たこと無い。
◯ ずっと住みたい第1位 ・・・ 日本 : 国内では色々言われていますけど、全ての質が高くて安心して住めるのはやはり日本だと思います
※全て個人の感想です。意見には個人差があります
東南アジア リモートワーク旅@おまけ - 言葉の壁
海外旅行をするにあたり、日本人が1番懸念するのはやはり言葉ではないでしょうか。ボクも旅の話をした時、よく「小川さん、英語ペラペラなんですか?」と聞かれますが、全くそんな事ありません。ペラペラでなく薄っぺらです。ボクが自信持って言える言葉は「ハロー」と「サンキュー」です。挨拶と感謝ができればきっと世界は渡れるはずというトンデモ思想からこの旅を始めています。
以前は海外旅行には英語の電子辞書を持って旅に出たものですが、今ではスマホやポケトークの様な翻訳機もあります。実はボクは今回、携帯翻訳機も買って持って行っていたのですが、旅の1ヶ月目で壊れた(ハードでなく内部システムが壊れた)ので、それ以降は全てスマホのみで難しい言葉はやりくりしていました。
そんなボクが今回の旅で経験した英語の失敗談をちょっと紹介します。
①カンボジアでお金をくずしてみた
カンボジアでお金を銀行でくずそうとした時のこと。100ドル札の様な大きなお金を小さくくずす時にいつも四苦八苦してなんとか伝えて崩していたので、たまには正しい英語を喋ってみようと、Googleで「英語 お金を崩したい」で検索。
そうするとD◯M英会話というサイトでお金をくずす時の言い方を紹介されていましたので、その文章を頑張って覚えて銀行の受け付けで使ってみました。
ボク「Could you please break this for me? (キリッ」
受付「ハァ?」
通じませんでした
ボク「・・・えっと、あの、Could you please ~ (オドオド」
受付「???」
全く通じません。マジかよD◯M英会話。話が違うぞ。
通じないことは想定の範囲外だった為、何とか変わりの言葉を頭からひねりだし
ボク「えぇっと、 Please、change、 small、 money」
受付「Small money? OK. (10ドル札サラサラ~」
通じた。背伸びして正しい英語を使うより、シンプルな単語の羅列の方がボクにはいい様でした。
②マレーシアのレストランで水を頼んでみた
マレーシアのレストランで、食事と一緒に水を注文すべく、メニューに記載されている「Mineral Water」を注文。
ボク「Please ウォーター」
店員さん「ウォーター? ンン?」
どうもうまく通じていない気がする。なのでもう1度
ボク「Yes, ウォーター、ミネラルウォーター、プリーズ」
店員さん「ウォ? ウォーター???」
もうこれは完全に通じてない。現地語じゃないと駄目なのかな。
しかしここでふと思ったのが、英語の発音って「ウォーター」でなく「ワーラァー」とか、確かそんな感じじゃなかったかな。なのでここは試しにと
ボク「Uh... ワーラァー。OK?」
と言うと、
店員さん「Oh, ワーラァー! OK!」
と、にこやかに奥に去っていく店員さん。やっぱり発音はちゃんとしなきゃ駄目なんだね、と注文できたことを喜んでいた所
戻ってきた店員さんはおもむろに
ボクのテーブルにコーラを置きました
店員さんはボクを見てにこやかに「OK?」と聞いてきたので、ボクはしっかり「OK...」と告げるのでした。
ええアナタの言いたいこと分かります。でも見てください店員さんの笑顔を。アナタはあの笑顔に「違う」と言えますか?
ところでボクはこの旅の前までコーラ飲めなかったのですけれど、この旅で飲めるようになりました。何回も飲まざるを得ない状況になりましたからね。これが旅での成長ってやつか。
ボクがこの旅で英語で困ったことってこのレベル程度ですので、病院や役場に行く必要がある長期移住目的で無いのであれば、正直何とでもなると思って良さそうです。
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以上、南国リモートワーク旅、半年以上の間お付き合いありがとうございました。
またいずれ何処かへふらっと旅に出ることがあった際には、またブログを書きたいと思います。それではまた!