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南国リモートワークの旅④カンボジア,シアヌークビル
ブログをご覧の皆さまこんにちは。南国リモートワーカーの小川です。
今ゴールデンウィークをカンボジアで過ごしている訳ですが、カンポットは正直観光とか遊びとかいった場所がほとんど無い街の為、前回の記事で書いたカンボジアのリゾート地「シアヌークビル」へ行ってきました。
ボクが最後にシアヌークビルに行ったのが約9年前のこと。前の記事で書きましたが、その頃のシアヌークビルはまだ海ぐらいしか無い田舎街でした。その海も日本の様に「海で遊ぶ」といった感覚があまり無いのか、海沿いに屋台の様な料理屋が並ぶ程度で、近くでビーチボールなんて売られていませんし、唯一レンタルされていた浮き輪は真っ黒の車のタイヤのゴムチューブでした。正気かな。
その時は兄と来ていたのですが、シアヌークビルでは特に何をするでもなく日中から夜にかけてビーチに並べられた椅子に寝転び、ひたすら安いカンボジアビールを飲む兄と一緒に1日何もせずボケーっと過ごし(ボクはお酒が飲めない)、夜にはその年に新しく出来たという小さな小さな中国系のカジノに入り、そこで無料のビールをひたすら飲む兄と一緒に小さく小さくお金を賭け、ただただ時間を潰すという、今思えば何とも退廃的な日々を過ごしました。
そんなシアヌークビルが今では中国資本がジャンジャカ入って高層ビルが立ち並ぶ大都会になっているという話を聞き、それは是非見てみたいということで長期休暇を使って2泊3日で行ってきました。
ちなみに今回のタイトル画像はGoogleMapから取得した8~9年前のシアヌークビルにある「ゴールデンライオン」というランドマークです。
カンポット 〜 シアヌークビル
カンポットとシアヌークビルの間はバスで移動できます(8ドル~10ドル)。シアヌークビルまではバスで約2時間30分ほど。出発した当初はプノンペンからカンポットへバスで来た時の様に道も綺麗に舗装されていて、こりゃ快適だとバスの中で寝ていたのですが、30分ほど走ると様子が変わり、道が一気に舗装されていない凸凹の土の道になり、強い振動で一気に起こされました。
ガタガタと体が大きく揺さぶられ尻は跳ね。窓の外には本当にこの先に大都会があるのかと不安になる様な景色が続く。いやライオンとか居そうな草原しか見えないんだけど。
そんな状況に耐えられなかったのか、バスに同乗していた外国人観光客が、運転手に「あとどれぐらいこの道が続くんだ?」と聞いて「45分」との回答に大変がっくりしてました。
で、実際はそこから1時間半ほどかかり、舗装されている道に入った時はバスで歓声と拍手が上がりました。そんなに嬉しかったか。
というかスマホカメラの手ブレ補正って凄いですね。初めて知った。
それ客席にも欲しい。
シアヌークビル
マ?
記憶(タイトル画像)と全く違う街並みがそこにありました。街に面影が全く無い。
ちなみに反対側から撮った写真がこちら。
後ろから撮った街(現在)
恐るべしミラクル中国パワー。ライオンと海以外何も残ってない。たった10年だよ?
これらのホテルもレストランもカジノもショッピングモールもほぼ全て中国資本。お陰で街は中国語ばかり。
そこらのお店に入ってみたら中国語はあってクメール語のメニューが無い。ここはどこだ。
金貝(jinbei)集団という中国系企業のホテルの様です
これも上と同じく金貝集団の別ホテル。夜に見るとキンキラキンでめちゃ眩しい
3年前にできたというショッピングモール「プリンスモール」
もちろん中国資本。ちなみに離れた所にまた別のショッピングモールがある。
そして今も街中には大量の建設中ビル
新宿の写真って言われたら信じそう
宿泊したホテル屋上のバーからの夜景
華やかな?シアヌークビル
上述の通り、シアヌークビルの初日はお上り状態で浮かれて光り輝いている街を歩き回っていたのですが、
その勢いで2日目3日目もショッピングモールや街中も歩き回ると、気になる箇所が所々見えてきました。
・10階以上ある縦長の大きなホテルの入り口に「For Rent」の張り紙
・夜に行くとカジノは明るいが客室の電気は1つも付いていないカジノホテル
・離れた所から見ると綺麗だが、正面は入り口の扉が壊れていて中はホームレスの住処となっている元カジノの廃墟
・平日とはいえ客がほとんどいないショッピングモール
・1階以外はほとんどテナントが入っていないショッピングモール
・街にカジノ以外の娯楽が見当たらない。海で泳いで遊んでいる人も見当たらない。タイヤチューブのレンタル浮き輪も無くなった。
客がほとんどおらず、テナントもほとんど入ってない。改修中かと思った。
初日は華やかに見えたこの街が、実はかなりの歪さを抱えている街の様な気がしました。
急速に建物ばかりを増やしたものの人が全く付いてきていない。街に観光客もほとんど居なかったのじゃないでしょうか。
そして結局中国や周囲の国からやってきた少ない富裕層の観光客から、一気にお金を回収できるカジノばかりが街にできる事になった様に思います。カジノ以外はもう商売になっていないかもしれません。
果たしてこれは街が発展したと言えるのだろうか。中国で旅行したい国第3位がカンボジアですが、中国人はこの街にどれほど魅力を感じるのだろうか。
シアヌークビルも日本の苗場や以前の熱海の様に、このリゾートホテルバブルが弾けた時に一気に廃墟化するか、またはこのまま発展が続いていくのか。また何年後かに見に来たいところです。
なんだか社会派ブログっぽい(キリッ
その他.シアヌークの日常
お値段は2人部屋1室2泊朝食付きで1万5千円とここいらのカジノホテルの中ではお安め。また驚いた事にこのホテルには日本人スタッフが常駐しているらしい。日本人が宿泊するにはここが良いかも。
カジノはスロットをプレイして初日15分程度であっというまに100ドル負けて止め、2日目は30分ほど遊んで70ドル賭け200ドル勝ちでトータルちょい勝ちになった時点でさっさと止めました。泊まっておいてなんだけどギャンブルは苦手。
ホテル屋上のスカイバーで夕食。案内された席が端っこで、景色は凄かったのですけどボク高所恐怖症なんです...。足震えてました。めっちゃ怖い。
タイで行ったSWENSENSがショッピングモール内にあった。
前にカンボジアに来た時にはプノンペンにあるイオンモールのSWENSENSに行ったのだけど、タイよりカンボジアのSWENSENSの方が美味しい。アイスが柔らかく仕上げてある。カンボジアは柔らかいアイスクリーム屋が多いので土地に合わせているのかな。
カフェで席に着いたらテーブルの下に犬が。自由すぎる。
人に懐いてるみたいなので撫でたり掻いてあげたら懐いて甘えてくる様に。
仲間まで連れてきたので両手が大変に。あー大変大変。
店員が笑ってこっちを見てる。
「何で掻くの止めたの?」という目。はいはい掻く掻く。
この後指が真っ黒+毛だらけになりました。お風呂もブラシ掛けもしてないだろうしね...。気楽に触るのにはご注意。