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みらいチケット@沖縄

2022.09.15 Takahisa Ogawa 広報ブログ

汚れつちまつた悲しみに


ブログをご覧の皆様こんにちは、エンジニアの小川です。

先日行き慣れたショッピングモールで昼食を取ろうとぶらぶらしていた所、ふとフードコート内にあるタコライス専門店で「みらいチケット」なるサービスが始まっているのに気付きました。


[みらいチケット紹介動画]


要は子ども食堂の様なサービスで、チケット(300円)を購入して店にあるボードに貼り付けると、小学生以下の子どもがそのチケットを使ってタコライス(またはオムタコライス)を無料で食べられるというものでした。

最初に見かけた時は1枚も無く、やっぱり難しいのかなーと思っていたのですが、ある日見たら1枚だけチケットが貼ってあったのです。ちょっと感動した。これには続かなければいけないと、手元に現在沖縄で開催中のGotoEat沖縄のクーポンが残っていたのでボクも負けじと10枚スパチャしたのでした。

ただ購入したチケットはそのまま手渡され、自分で店前のホワイトボードに自分で貼り付けなければならず、これはなかなか気恥ずかしいものがあります。店員さんが貼ってくれないかな。







...ところでこのチケットを考えてみると、明日になって全部ホワイトボードからはがされていても、それが正しく使われたとどうやって分かるのかな。

pose_arasagashi.png 粗探しする男

「今の方式は、実は店が使った事にして...ということができてしまうじゃないか。これはどうすれば解決できるかな」と思い、タコライスを食べながらこれを解決するシステムを考えてました。


お客がチケットを購入する
 ↓
チケット本部に購入データ送信。本部がバーコードを発行してレスポンスを返す
 ↓
発行して印刷されたバーコードを店前に貼る
 ↓
チケットが使われたらチケット本部に使用データを送信する。



そんなよくある電子チケット制にすれば、履歴も取れて怪しい挙動を調べる事もできるでのはないでしょうか。
もし閉店後に大量に使用された履歴があれば本部から問い合わせて...


...と、そこまで考えた所でふと見返してみたのですが、

そんな「協力店を信用しません」なんて言っているサービスに誰が協力するのか
こんなシステムの導入を提案しようものなら6発ぐらいぶん殴られても仕方ない気がします。



そんな他人に猜疑心を持たせる様なシステムでなく、システムで善意を加速させることはできないだろうか。

例えば購入数をみんなが大好きなランキング制にして、ランキングを掲示して購入者を競い合わせてどんどんチケットが売れて...

...と、そこまで考えた所で、それは人の善意でなく、人の承認欲求や競争心を煽っているのであって、善意で支え合うサービスの主旨からはかけ離れてしまうのではなかろうか。
まぁそれでも売れるなら良いじゃんという考えもあるとは思いますけれど


他どう考えてもろくでもない考えばかりが浮かぶので、結局は何もしないのが1番な気がしました。
こんなことを考えてしまうのもきっとボクの心が世の荒波で汚れちまったのでしょう。

汚れつちまつた悲しみに

技術は善意の前には無力なのか
とりあえず同じことを考えてしまう人はボクと一緒にチケット買いましょう

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